カタツムリ "サラバ 上・中・下巻 合本版..." 1900年1月1日

サラバ 上・中・下巻 合本版 (小学館文庫)
面白かった。最高の本です。 主人公と似通ってるところが多々あり、感情移入して夢中で読んでしまった。 自分に自信がなかったからすごく刺さる内容だった。 姉に振り回され、家族に振り回され、自分自信に振り回されて苦しんでる主人公を救ってくれたのは、自分を信じ、優しく接してくれる友だった。 かつて持っていた肩書き、容姿、年収をすべて失い、最後に残ったのは空っぽの自分だけ。 そんな自分でも昔と変わらずに接してくれる友には信じているものがあった。 何を信じてきたのかによって、その人となりが形作られていくのだと感じた。 どんなに辛く、しんどいときでも、楽しくて幸せなときでも、いつも美味しいティラミスに救われた友は、どんなときでも美味しいティラミスのように、どんなときでも人を笑わせ、少しでも幸せにできる芸人になりたいと努力していた。そんな彼の優しさが、とても素敵だと思った。 容姿のせいで馬鹿にされ、母親とも上手く関係を築けず、誰からも愛されてないと思っていた姉は、さまざまな場所に行き、宗教を通していろいろな考え方に触れ、自分自身と向き合った。 そして、自分の中にある芯を、自分が信じるものを見つけた。 だからこそ、他人にどう思われようと、馬鹿にされようと気にしない。自分を信じ、堂々としている。 そんな姉の姿は、まるで「ご神木」のように美しく、そしてかっこいい人だと思った。 信じるものがある人は、こんなにも強く、素敵なんだなと思いました。 私も、自分の中にある芯や、自分が信じられるものを探してみようと思います。
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