サラバ 上・中・下巻 合本版 (小学館文庫)

サラバ 上・中・下巻 合本版 (小学館文庫)
サラバ 上・中・下巻 合本版 (小学館文庫)
西加奈子
小学館
2022年1月28日
14件の記録
  • 1140k
    @FELTz75
    2026年6月24日
    何年か前に読んで、そのときの鮮烈な印象は残っている。 オーディブル版もいいぞと勧められて再読。 最初に読んだときにいかに読めていなかったかを突きつけられた感があった。 というか、今だからこそ鮮烈な印象にとどまらない切実な苦しみがわかった気がした。 環境によって身についた処世術が生き方に強く影響して、それゆえに大人になって苦しむ様。 じゃあその過程で彼の問題に誰か気がついて助けられたのか?彼自身で変わることはできたのか? チャンスはあったかもしれないけれど、難しかっただろうと思う。 名前のある問題ではないから。 強いて言うならば、大切にされ、尊重された実感が乏しいまま大人になってしまった。 それでも、友人や文化との出会いが救いになりうる可能性はあった。 しかしそうならない不運もあった。 苦しみを経つつも、幼少期の出会いとその後の再会、生活を成り立たせエジプトに行けるだけの経済的基盤を支えた巡り合わせ、苦しみの源泉の一つだった姉からの言葉などから、自分の生き方を見つけ直した姿、これらが彼の問題の原因となったものから生じているのもまた人生の難しさだなと思ったり。 ここまで極端ではないにせよ、子どもの頃の体験から生まれた屈託が人生に影響することって、すごくあると思う。自分にもある。解決したものも、まだしていないものもある。 これが名前のない苦しみで、まだ名前はないけれど、存在することを認識できたことは救いだなと思った。 姉視点での話を小説ではない視点で読んでみたい、というのは職業病かな。 松坂桃李の朗読が素晴らしい。この声だけでも聞く価値がある。
  • KahoM
    KahoM
    @kahomgmgm
    2026年5月1日
  • ねってぃ
    @bolo-131
    2026年4月12日
  • さきの
    @kino-926
    2026年2月1日
  • あおい
    @u844725i
    2025年12月31日
  • ひっぽ
    ひっぽ
    @hippopo
    2025年4月24日
  • 眠鳥
    眠鳥
    @minchou
    2025年3月14日
  • Eimi
    Eimi
    @amy_march19
    2025年3月8日
  • コロン
    @collon221
    2025年3月6日
  • 林檎
    林檎
    @godalin49
    1900年1月1日
  • 面白かった。最高の本です。 主人公と似通ってるところが多々あり、感情移入して夢中で読んでしまった。 自分に自信がなかったからすごく刺さる内容だった。 姉に振り回され、家族に振り回され、自分自信に振り回されて苦しんでる主人公を救ってくれたのは、自分を信じ、優しく接してくれる友だった。 かつて持っていた肩書き、容姿、年収をすべて失い、最後に残ったのは空っぽの自分だけ。 そんな自分でも昔と変わらずに接してくれる友には信じているものがあった。 何を信じてきたのかによって、その人となりが形作られていくのだと感じた。 どんなに辛く、しんどいときでも、楽しくて幸せなときでも、いつも美味しいティラミスに救われた友は、どんなときでも美味しいティラミスのように、どんなときでも人を笑わせ、少しでも幸せにできる芸人になりたいと努力していた。そんな彼の優しさが、とても素敵だと思った。 容姿のせいで馬鹿にされ、母親とも上手く関係を築けず、誰からも愛されてないと思っていた姉は、さまざまな場所に行き、宗教を通していろいろな考え方に触れ、自分自身と向き合った。 そして、自分の中にある芯を、自分が信じるものを見つけた。 だからこそ、他人にどう思われようと、馬鹿にされようと気にしない。自分を信じ、堂々としている。 そんな姉の姿は、まるで「ご神木」のように美しく、そしてかっこいい人だと思った。 信じるものがある人は、こんなにも強く、素敵なんだなと思いました。 私も、自分の中にある芯や、自分が信じられるものを探してみようと思います。
  • um
    @libra-26
    1900年1月1日
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