
Miyoshi
@miyoshi
2025年4月1日

銃と助手席の歌
エマ・スタイルズ,
圷香織
読み終わった
みんな傷だらけでボロボロだ。高校を退学になった少女チャーリーも、突然現れた女子大学生のナオも、チャーリーの姉ジーナも。しかも誰かを傷つけたり、殺したりする。
罪を犯さない登場人物はいない。元から罪への意識が甘い子も、善悪の区別をはっきりつけていたはずの子も、生き延びるために法を破る。
哲学や信念はそこでは役には立たない。そういうストーリーを組んだ作者に、覚悟のようなものすら感じる。ずっとどん底のまま進んでいく展開に不安にもなったが、最後に希望を見せてもらった。



