銃と助手席の歌

17件の記録
- 鷹緒@takao_tanka2025年5月15日読み終わった読了! 刻々と変わる状況、車窓の風景、チャーリーとナオの連帯。 終盤にかけて、「この物語ならきっと酷い結末にはならないだろう」という信頼が芽生えつつ、全然良くならない状況にハラハラする感じ、良質なエンタメでしか味わえない緊張感。 ぜひ映画化してほしい。映画館の大きなスクリーンで観たい!
- 鷹緒@takao_tanka2025年5月5日まだ読んでる@ 電車4月はなかなかプライベートな読書の時間が取れず、久しぶりに続きを読み始めました。 半分弱、8章目まで読了。 日曜日から始まった物語は現在火曜日になりました。 徐々にこれまでの経緯が明らかになってきて、チャーリーとナオの道行きから目が離せません。 他の車からガソリンを分けてもらう(婉曲表現)シーンで、上橋菜穂子さんがオーストラリアでフィールドワークしていたときのエピソードを思い出しました。 日本にいるとスタンドで給油する以外の方法なんて知る由もないけど、オーストラリアのドライバーは車に積んでおいたガソリンをタンクから直接車に注入する方法を知ってるんですね…
- Miyoshi@miyoshi2025年4月1日読み終わったみんな傷だらけでボロボロだ。高校を退学になった少女チャーリーも、突然現れた女子大学生のナオも、チャーリーの姉ジーナも。しかも誰かを傷つけたり、殺したりする。 罪を犯さない登場人物はいない。元から罪への意識が甘い子も、善悪の区別をはっきりつけていたはずの子も、生き延びるために法を破る。 哲学や信念はそこでは役には立たない。そういうストーリーを組んだ作者に、覚悟のようなものすら感じる。ずっとどん底のまま進んでいく展開に不安にもなったが、最後に希望を見せてもらった。
- ヒナタ@hinata6251412025年3月12日読み終わった銃と助手席の歌という邦題、ストーリーにもぴったりで詩情があっていいなと思ってたけど最後の最後で「助手席」を「shotgun」と呼ぶスラングがあることを知ってダブルミーニング〜!!!とノックアウトされました。 ナオとチャーリー、それぞれに深刻なトラブルを抱えた二人の女の子の逃避行でありバディ小説。ナオは原住民、チャーリーは白人女性で、オーストラリアにおけるコロニアルに向き合っていたのもよかった。 あと最後にチャーリーが大事にしてるお母さんのプレイリストが載ってた。こういうの好き!