川内イオ
@iokawauchi
2025年4月1日

月とアマリリス
町田そのこ
読み終わった
事件記者が書いたノンフィクションや、事件記者が主人公の本が好きだ。
恐らく、この本に登場する「タカハラ」は『消された一家 : 北九州・連続監禁殺人事件』の犯人をモデルにしている。このタカハラを、過去に仕事で心に深傷を負った女性記者が追う。
一気に読み終えて、一番胸に刺さったのはある人物が口にした「この仕事は光の瞬きに似てる」という言葉だった。物書きとして僕も同じように考えていたから、「おれも書き続けなきゃな」と、この本の本質とは関係のないところで熱くなった。