
chika
@koitoya
2026年8月15日
山なら言いたいことがある
井上荒野,
他,
唯川恵,
町田康,
角田光代
読み終わった
大学のワンダーフォーゲル部、接待登山、狩猟山行、海外の高峰、身近な低山まで、それぞれの作家が異なる距離感で「山」を語っている。
大好きな穂村弘はやはり山を書いても面白い。
文章内で「自衛隊払い下げ品」というものを知る。そんなものがあるのか、と妙に惹かれてしまい、欲しくなった。
そして松永K三蔵「義弟を撃つ」を読んでいて、ふと、自分が山で聞いてきた銃声のことを思い出した。
私は山近くの育ちなので、子どもの頃から山のほうからピストルの音が聞こえてくることがあった。定期的に聞こえてくるものもあれば、不規則に、間を置きながら聞こえてくるものもある。不規則なほうは、この話に出てくるように、人が銃を撃ちながら山を歩いていたものだ。
本の中では、その銃声は自分と義弟とそして妹を繋ぐ音のように響く。自分の聞いていた音が違うもののように感じれられて面白い。
著者が山とどんな距離で生きてきたのかを語っていた。「みんな山嫌いすぎじゃない?」と思いつつ、でもこれは嫌い嫌い言って実は好きなんだろうな、と思った。

