
本屋lighthouse
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2026年8月15日
中世ヨーロッパの魔術師
タビサ・スタンモア,
ダコスタ吉村花子,
池上俊一
読み終わった
魔術は時に有用で善意あふれる力と見なされ、時には暗黒で有害と見なされたが、たいていはその中間に位置していた。だが視点がいかに変化しようと、一つだけ変わらなかったことがある。人々の生活において実践魔術が重要な役割を担い続けたことだ。(p.267)
巻末解説にあるように、本書が主に扱っているイギリスでは魔女狩りが比較的激しくなかった、という点は忘れずにおきたい。解説担当の池上俊一『魔女狩りのヨーロッパ史』(岩波新書)とともに読むべし。我々は魔術や信仰を必要とし、実際に利用してもいるが、なぜかそれらを忌避し弾圧する。中世近世だけではなく、現在も。

