かわい書房 "あのころはフリードリヒがいた" 2026年8月15日

あのころはフリードリヒがいた
あのころはフリードリヒがいた
リヒター,H.P.(ハンス・ペーター),
上田真而子
今まで読む勇気がなくて、ようやく読んだ。 徐々に社会の不満がある特定の人たちに集められ、気づけば周りが変わってしまう恐ろしさ。 三部作のうちひとまずこれだけでも読もうと手元に置いていたのを手に取ったものの、やはり続編も近いうちに読まなければ、と思う。 『ポグロム』の一編で、主人公が突如抱く破壊衝動みたいなものって、実は誰にでも備わっているんだろうなと思う。それに身を委ねるかとどまるかは別として。 ・ "「わたしはドイツ人です、家内もドイツ人、息子もドイツ人、親戚もみな、ドイツ人です。外国へ行って、どうなるでしょう?誰がわたしたちを受け入れてくれるでしょう?ここより、どこかよその国のほうが、われわれユダヤ人を気持ちよく迎えてくれると、ほんとにお思いですか?」" 生活のためドイツ労働党の党員になった主人公の父親から、ドイツから逃げた方がいいと言われるフリードリヒの父親の台詞。
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