いちのべ "処刑館殺人事件" 2026年8月15日

いちのべ
いちのべ
@ichinobe3
2026年8月15日
処刑館殺人事件
クローズドサークルの館で、ミステリ作家養成講座出身の男女六人が次々と殺されていく……という趣向、ひとりひとりのキャラクターも立っていて「こいつウゼェな」と苛立つ人物もいれば「い、生き残ってほしい〜」と肩入れしてしまう者もいるが、等しく情け容赦なく死が襲う理不尽さ。 彼らの推理→犯人からの手紙→真相へとひっくり返されていく結末は、よくもまあそんなことを考えるなあ!とワクワクした。そして真の動機が何のロマンティックさもない下衆な欲望によるものであること、それにより前途ある作家たちの未来が奪われたという虚しさよ。 > 「替え玉殺人なんて、古臭いにもほどがあるって言うんだよ」(p5) 冒頭のこの、編集者から受けた言葉への挑戦状のような作品だったということか〜。
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