
ほげ蔵
@kirihito8210
2026年8月15日
新訳 動物農場
ジョージ・オーウェル,
田内志文
読み終わった
ジョージ・オーウェル「動物農場」
『1984年』というディストピア小説をなんとか読みこなして、そこからのオーウェル源流作に挑戦。
動物の寓話で描かれた労働者革命。
ソビエト連邦のスターリン主義と全体主義に対する痛烈な風刺ということで自分も場面とかをオーバーラップさせようとしたが、
なにせ共産主義の権力の腐敗とかそもそも知識があまりなかったので作者の狙った辛辣さなどを読み取る理解力が足りなかった。
結果として動物キャラクターのドタバタ奮闘劇のちょっと怖い絵本を読んでいるような感覚でキャラクター造形を愉しんだ。
もしかして「新世界より」のスクィーラ―って動物農場が元ネタ?!
ただこの作品には「オーウェルによる序文案」「ウクライナ語版への序文」「私はなぜ書くのか」「訳者あとがき」などが充実していて物語の理解にとても役立ったが、裏を返すとその時代に当時の社会から問題視され猛烈な反対を押し切っての執筆だったということの証左でもあって、その当時の覚悟を知るとただならぬ読後の厚みが温度として残ったのは印象を一段深めてくれるだろうと思った。
単に動物寓話としてカジュアルに読み進めてしまったのが口惜しい。
