
ふれとー
@ft_3476
2026年8月15日

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1 (ヤングアニマルコミックス)
平塚柾緒(太平洋戦争研究会),
武田一義
読み終わった
終戦記念日に合わせて、8/15-16にかけて外伝を除く全話が無料公開されていたため読んでみた。
ぜひこの感想を目にした皆様にも読んでいただきたい。
絵のタッチはソフトであるにも関わらず、描かれている内容は想像を何倍も超えるほどの凄惨さだった。あまりに怖くて昨日は眠れなくなってしまうほどであったが、なんとか全て読ませていただいた。
大量の人間が、連日あまりに軽々と死んでしまう。今の今まで生きていても、次の瞬間には死んでしまう。筆舌に尽くし難い恐怖だった。
そして、登場人物には、当たり前だがそれぞれに名前があり、人生がある。過酷な戦況の合間に、登場人物それぞれの人となりを深掘りするようなエピソードが描かれたと思った直後、戦闘や飢えによって暴力的に個人の輪郭が剥ぎ取られ、苦しくも「損害」や「戦没者」の一言に集約されてしまう。
個人というものが、世界からまるで尊重されない惨さを思い知った。
戦争体験者も高齢となり、生々しい体験を直接聞くことのできる機会もなくなっていくだろう。
そんな局面の中で、非戦争体験者である我々にできることは、史実と正面から向き合い、希釈せずに後世に伝えていくということなのかもしれない。
そんなことを強く思った。
外伝についても読んでみようと思います。


