小さなどんぐり "おいしいごはんが食べられます..." 2026年8月15日

おいしいごはんが食べられますように
8/16読了 あっという間に読めてしまうくらいの厚みで、ただ人の厭な部分を凝り固めたみたいな、最後にただただ(良い意味で)気分が重くなった作品。 二谷という男性と、押尾という女性2人の視点で物語が展開していくのだけれど、芦川さんという女性社員がキーパーソンとして語られる。 二谷は食に興味がない。1日3食栄養が摂れるならカップラーメンでもいいし完全栄養食のような錠剤でもいいと語る。そのくせビールは何杯も飲むし外食にも行く。食に支配されたくなくとも支配されている構図が感じ取れる。 芦川さんがとある日手作りケーキを職場に持参してくるのだが、そのケーキへの描写が何ともいえなくて、二谷の不快感はこうなのかと、微妙な気持ちになった。
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