
yt
@yt
2026年8月16日
YABUNONAKA-ヤブノナカー
金原ひとみ
読み終わった
「小説に関わる人々は皆、小説の力と、小説の無力さについて日々考え、打ちのめされ続けているからだ」(p41)
正しさを考える時代の波が来ていて、その反動が次に来るかと思うと怖いけど、おそらく必然で戦争になる。
「彼女は自分も含めこの件に関わった人々全てに罪悪感と当事者意識を持ち悔い改めることを望み、私はできることとできないことはあると割り切らねばならないと自省した」(p298)
寂しい憎らしいとどうでもいい人間関係で狂っていくのは馬鹿らしいと、不思議と勇気が出てくる。
「そもそも人生とは常に攪乱の中にあり、その中で何を決定的なものとしていいのか分からないのだという諦めに似たあの達観を得られたことで、私は何かを諦め、何かを受け入れ、何かを切り捨てることができたように思う」(p482)
切り捨ててしまって、子どもに切り捨てられる。
悲しいけどそれでいいのかもしれない。
打ちのめされ続けて現実が遠い。









