
いま
@mayonakayom22
2026年8月15日
![戦争と平和 ある観察[増補新装版]](https://m.media-amazon.com/images/I/41bwIX1Y1OL._SL500_.jpg)
読んでる
今日読まねば、と積読から取り出した中井先生の本。
人間が繰り返してきた歴史、そして今も繰り返されようとしていることを、ここまで鋭く捉えて書けるものなのかと驚く。
「戦争が「過程」であるのに対して平和は無際限に続く有為転変の「状態」である。だから、非常にわかりにくく、目にみえにくく、心に訴える力が弱い。」
「戦争が始まるぎりぎりの直前まで、すべての人間は「戦争」の外にあり、外から戦争を眺めている。この時、戦争は人ごとであり、床屋政談の種である。開戦とともに戦争はすべての人の地平線を覆う。その向こうは全く見えない。そして、地平線の内側では安全の保障は原理的に撤去されている。あるものは「執行猶予」だけである。人々は、とにかく戦争が終わるまでこの予が続き、自分に近しい人の生命と生活が無事なままに終わってほしいと念じる。それが最終的に裏切られるのは、爆撃・砲撃を経験し、さらに地上の交戦を経験した時である。それが戦争のほんとうの顔であるが、究極の経験者は死者しかいない。」
