みけ@積読三昧
@natsumemike_2025
2026年8月16日
その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー
『このミステリーがすごい!』編集部,
『このミステリーがすごい!』編集部
読んでる
読み終わった
終戦記念日なので読んでた。
変わったタイトルは巻末記載の坂口安吾のエッセイ「もう軍備はいらない」からの引用。安吾はいつも分かりやすくズバリと本質を突いてくれる。「戦争とは人を殺すだけのことでしかないのである。その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない。」
収録作品のなかで初めて読んだ小松左京「召集令状」の主人公の父が恐ろしくも悲しい。「生活が苦しいのは、彼が世にみとめられぬのは、日本がくさっているからだと本気に信じていた」「その平凡な心のせまい男に、あれほどの憎悪を吹きこんだのは誰だ?米英をやっつけねばならぬと思いつめさせたのは……一体誰なのだ?」