wingfeet "黄昏の岸 暁の天 十二国記" 2026年8月15日

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2026年8月15日
黄昏の岸 暁の天 十二国記
ここまできて、やっと『魔性の子』の答え合わせが終わった。十二国側では泰麒不在の間はこんなに大変な動きをしてたのか。李斎は『風の海 迷宮の岸』で登場してきた時から、後々重要な役割があるだろうと思ってたけど、本作では主役級の扱い。泰麒捜索に多国間協力する辺りは熱い展開。陽子、尚隆が出てくるお話はメインラインという感じだけど、十二国記の真の主人公は泰麒なのかも。長い序章を終えて、ここから泰麒の本編が始まる感じかな。最新刊が出る前に読み終えたい。 それにしても陽子が李斎に向けて語る以下の言葉は、宗教リテラシー的にも重要な意味があって、こんな至言に出会えるのも『十二国記』の魅力。 「李斎……私はその問いに答えられない。けれども一つだけ、いま、分かったことがある」 「分かったこと?」 「もしも天があるなら、それは無謬ではない。実在しない天は過ちを犯さないが、もしも実在するなら、必ず過ちを犯すだろう」 李斎は不思議そうに首を傾ける。 「だが、天が実在しないなら、天が人を救うことなどあるはずがない。天に人を救うことができるのであれば、必ず過ちを犯す」 「それは……どういう……」 「人は自らを救うしかない、ということなんだーー李斎」 (本編390ページ)
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