
数奇
@suuqi
2026年8月16日

夏のヴィラ (韓国女性文学シリーズ)
ペク・スリン,
カン・バンファ
読み終わった
同著者の『まぶしい便り』が去年のベスト級に好きだったので過去作も読みたいと思って買い、夏が来たら読もうと積んでいた短編集。一編目を読み終えた時点で「良すぎ……」とため息が漏れてしまう。『まぶしい便り』同様に、韓国とヨーロッパという二つの地での異なる文化の中で苦悩する話が多く、繊細すぎる感情表現によって「人生」そのものが詰め込まれている。美しい表現の中に、人間のがむしゃらさ、醜さ、不器用さ、愛おしさが溢れている。著者あとがきからも人間の不器用さに対する愛が感じられて、この作家をますます好きになってしまった。




