
ロマン派ホームズ
@viola-type14
2026年8月16日
ヴァイオリン職人の探求と推理
ポール・アダム,
青木悦子
読み始めた
僕自身vla弾きであり、カルテット仲間がいる。
本書はかなり精密に描かれているし、何より言葉選びが嬉しい。
(バイオリン→○ヴァイオリン、ベートーベン→○ベートーヴェン)
ラズモフスキーやラベル等(p.61)、玄人向けの話が散りばめられているのも我々弦奏者には堪らない。
トマソ(おそらく1st vn担当)がボヤいたストラディバリ『メシア』の姉妹vnを探すべく、渡英したが詳細は話せないと濁した。
そしてその後、殺害された。
一年程前だったか、NHK番組:ステータスで正に『メシア』が放送された。
ガラスケースに保護され、本書の通り人類が音色を拝聴出来たのは過去2回だけ。
(英国女王の依頼でさえ却下されたらしい)
本書はフィクション故、その姉妹ストラドがリアルに存在するのかは分からない。
しかし『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語(平野真敏著)』の様に、幻の楽器を巡る壮大なストーリーは大いに興味深く、大切に読ませて頂く。
(※ヴィオラ・アルタ物語はノンフィクションです)