ヴァイオリン職人の探求と推理
8件の記録
ロマン派ホームズ@viola-type142026年8月16日読み始めた僕自身vla弾きであり、カルテット仲間がいる。 本書はかなり精密に描かれているし、何より言葉選びが嬉しい。 (バイオリン→○ヴァイオリン、ベートーベン→○ベートーヴェン) ラズモフスキーやラベル等(p.61)、玄人向けの話が散りばめられているのも我々弦奏者には堪らない。 トマソ(おそらく1st vn担当)がボヤいたストラディバリ『メシア』の姉妹vnを探すべく、渡英したが詳細は話せないと濁した。 そしてその後、殺害された。 一年程前だったか、NHK番組:ステータスで正に『メシア』が放送された。 ガラスケースに保護され、本書の通り人類が音色を拝聴出来たのは過去2回だけ。 (英国女王の依頼でさえ却下されたらしい) 本書はフィクション故、その姉妹ストラドがリアルに存在するのかは分からない。 しかし『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語(平野真敏著)』の様に、幻の楽器を巡る壮大なストーリーは大いに興味深く、大切に読ませて頂く。 (※ヴィオラ・アルタ物語はノンフィクションです)
汐見@siomi2509272026年7月15日読み終わったヴァイオリンの歴史と殺人捜査が複雑に絡んで、途中からちょっと流し読みになってしまった感。 ヴァイオリンってどうしてこんなに存在そのものに神秘性があるのだろう。ということも本作を読めば少し分かる?かも? 冒頭の、気心知れた4人がメンバーの家に集まってその場で弦楽四重奏曲を選んで合わせる…というシーン。楽器をやってて1番楽しいやつ!




うゆ@otameshi_8302026年7月11日読み終わったうんまあまあかな〜 友人を殺した犯人と幻のヴァイオリンを探しそれを通じて主人公のヴァイオリン職人ジャンニ自らの過去の決算をする話。(乱暴なまとめ)。 恥ずかしながらラストで???となってしまったので他の方の感想などを読んで、あ!アレか!と答え合わせをするなど^^; 楽器はその真価を発揮してくれる演奏家のもとにあってこそ幸せだよね。 一方で信じられない金額でコレクターや投機家の間でやり取りされる名器の世界… ストラディヴァリウスやグァルネリなどの職人たちの話やその後のヴァイオリンの行方などいろいろ知らなかったことを垣間見せてくれる小説だった。淡々と上品に進んでゆくので少しずつ読んでいました。読み心地は好く。 全3話くらいの映像ドラマにしたらとても上質なものが出来上がりそう。いつかミステリーチャンネルで見たいです!




数奇@suuqi2025年5月24日読み終わったオノ・ナツメによるカバー版を読了。幻のヴァイオリンを巡って起こる殺人事件というミステリーでありつつ、徹頭徹尾ヴァイオリンという楽器に良くも悪くも魅せられた人たちの話に終始しているのが面白かった。お金の話や贋作の話など汚い話題もリアルに描いているからこそ、楽器の、音楽の美しさが際立つ作品になっていたと思う。 推理パートでは様々な土地を渡り歩き、イタリアはじめヨーロッパ諸国の街並みを感じられる描写もまた旅行記のような楽しみ方ができてよい。推理としてはかなり都合よく話が進んでいく感がありやや平坦で退屈にも思ったが、犯人が誰かよりも、「音楽」の正しいありかを探す物語になっているのはとても良かった。










