
鈍獣
@whale_in_da_room
2026年8月16日
ローベルト・ヴァルザーとの散策
レト・ゾルク,
カール・ゼーリヒ,
ペーター・ウッツ,
ルカス・グローア,
新本史斉
読んでる
@ HUB梅田茶屋町アプローズ店
最高だ……俺もヴァルザーと散策してみたかった
“ 身を切るように寒い、雲ひとつない冬の朝。私たちは廊下のホールでどこへいくことにするか相談をする。コートなしで、両手と頬は蒼赤く、顎に白い無精髭を生やしたローベルトは、半ばにこやかに半ば疑うように、既定のプランがあるのかどうか問うてくる、「何か考えてこられましたか?」——「いいえ、なんにも!」——「アッペンシェルはどうでしょう? ……ただ今日行くには遠すぎますね! 丘の方か、それか、ザンクト・ガレンはどうでしょう?」——私、「街へ行きたい気分なのですか?」——「そう、そうですね!」——「では、出発!」——数歩行ったところで、ローベルトが言う、「少しばかりテンポを緩めましょう! 美しいものを狩りにゆくのではないのですから。美しいものは我らとともに歩むのです、母親が我が子とゆくように。」”

