
イイヤン
@h_d_d
2026年8月16日

霊応ゲーム
パトリック・レドモンド,
広瀬順弘
読み終わった
イギリスの全寮制学校で大昔に恐ろしい事件が起こった。生徒や教師が立て続けに死に、自殺者も出たが、警察の発表は不明瞭。ときが流れ、その事件の真相を知る関係者を取材する機会を得た記者は、暴露記事を出して世間の注目を集めようとする。しかしそこで語られた事実は、にわかには信じられない超常的な力が関係していた。
寄宿舎で起きる子供同士の陰険ないじめ、性格の悪い教師による授業を利用したいやがらせ、同性愛者への異端視、それらを憎んだ少年たちが始めた恐ろしいゲーム。1954年、カークストン・アベイ校で、なにが起きていたのか。
オカルト的な要素よりも、超常的な力に頼らざるを得なくなった子供たちの精神状態と、その標的にされた人たちの感じる不安感がよく描写されていて、読んでて苦しい、けれど先を知りたいと思わせる内容だった。面白かった。
