霊応ゲーム

5件の記録
イイヤン@h_d_d2026年8月16日読み終わったイギリスの全寮制学校で大昔に恐ろしい事件が起こった。生徒や教師が立て続けに死に、自殺者も出たが、警察の発表は不明瞭。ときが流れ、その事件の真相を知る関係者を取材する機会を得た記者は、暴露記事を出して世間の注目を集めようとする。しかしそこで語られた事実は、にわかには信じられない超常的な力が関係していた。 寄宿舎で起きる子供同士の陰険ないじめ、性格の悪い教師による授業を利用したいやがらせ、同性愛者への異端視、それらを憎んだ少年たちが始めた恐ろしいゲーム。1954年、カークストン・アベイ校で、なにが起きていたのか。 オカルト的な要素よりも、超常的な力に頼らざるを得なくなった子供たちの精神状態と、その標的にされた人たちの感じる不安感がよく描写されていて、読んでて苦しい、けれど先を知りたいと思わせる内容だった。面白かった。
翠@noctambulist2025年9月17日読み終わった暴力や恐怖の介在する排他的な関係性には昏い魅力を感じるけれど、本書をそうした浮ついた態度で読むことは難しい。これはToxic Masculinityについての物語ではないだろうか。少年たちにもたらされた深刻かつ不可逆な結果に、思いを馳せずにはいられない。



