
ロッタ
@rotta_yomu
2026年7月8日
ふたりの読書会
向井和美
読み終わった
「もっともっと本によってこの心を育てていきたい。この命がつきるその日、その瞬間まで本によって心を豊かにし、成長を止めない人生にしていきたい」
翻訳家の向井和美さんと、20年以上服役中の男性受刑者との往復書簡。
何年か振りに徹夜するほど夢中になって読んで、冒頭に書いた大矢さん(仮名・男性受刑者)の言葉に、わたしは泣いた。
こんなに無邪気に本を信じ、贈られた本をまずは机に並べて眺め、抱きしめて眠りたいと願い、切実に本について誰かと語り合いたいと思っている人がいる。
ページをめくるたびに、塀の中のあちら側の人から、ひとりの思慮深い人間になっていく。
選書も素晴らしく、巻末のふたりが読んだブックリストは手帳に書き留めて、少しずつ読んでいくつもり!
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20年以上という刑期からも察せられるように、大矢さんは重い罪を犯している。
大矢さんがひとりの人間になっていくのと同時に、どうしても被害者のことを思わずにはいられない。
加害者に人権があるのと同様に、被害者にも人権がある。考えても考えても答えが出ず、今思うのは、人権=平等ではなくて、わたしはそこを一緒にしてしまっているから、ぐるぐると答えが出ないのかもしれない。










