
たま子
@tama_co_co
2026年8月15日
嘔吐
ジャン・ポール・サルトル,
鈴木道彦
読んでる
読書日記
毎日日記
p291
自分たちだけで、ただ自分たちだけでいたために、存在に身を委ねきっていた私たちみんなは、だらしない日々の投げやりな状態のなかで、このダイヤモンドのような小さな苦しみに不意を衝かれたのだ。私は恥ずかしい、自分自身のために、またその苦しみの前で存在しているもののために。
引き続き『嘔吐』。最近は相性がいい。明日には読み終えそう。後半にかけて言葉が息せき切ったようにやってくるのが心地いい。内容はひどく苦しいものだけど、読み心地と自分の身体のリズムが合っているというかんじ。ロカンタンは他人事のように語るけど、諦めと希望の間を行ったりきたりするようにも思える。世界の深淵に触れても狂わない(狂えない)というのはそれ自体が苦しみなのではないか。醜悪を直視し、痛みを自分自身のまま引き受けるということ。
今朝、母が緊急搬送で検査入院になったと連絡があり、入院に必要な荷物を母の家に取りに行き姉夫婦と病院へ。つい数週間前に会ったときはあんなに元気だったのに、体調をくずすのはほんとうに突然。お見舞いに本を持って行こうと最寄り駅の本屋に寄るといつの間にかセリアに変わっていた。会いに行くと思ったより元気そうで、たぶん2〜3日で退院できるはずだと言う。詳細を聞きそっかそっかと姉も私もつとめてなんでもない風に話す。ざわざわとするが検査結果が出ないことには何もわからない。最近、親との関係が変化する年頃になってきたなと感じることが多い。いろんな覚悟をすこしずつ重ねて。


