はるか "汝、星のごとく" 2026年8月17日

はるか
@haruka1214
2026年8月17日
汝、星のごとく
男女の恋愛のすれ違いを描いた物語でもあり、ヤングケアラーとしての苦しさを描いた物語でもある。 暁海は櫂と対等でありたいと思い、 櫂に追いつこうとするが、足掻いても変わらない現実に苦しむ。一方で櫂は暁海に自分と対等であって欲しいとは望んでおらず、ただ癒して欲しいと感じている。男性からしたら愛情なのかもしれないけど女性は見下されていると感じる。男女の違いだよなー。 櫂は暁海のことを間違いなく愛しているんだろうし 結婚するなら暁海しかいないと思っているけど、 面倒を見なければいけない親が1人増えることを負担に感じる一方で暁海にもその負担をかけることを懸念している。 子供の足を引っ張る親の存在が2人の関係をより難しくしている。 再三、自立することは大事という言葉が出てくるが、自立と1人で生きて行くことは違う。 どれだけ自立しても1人では生きていけないし、 誰かと生きたいと思ってしまうものだと思う。 何かを手に入れるには何かを捨てる必要がある。 とうこさんのもう腹は切ってる、後は男がとどめを刺すだけという言葉が良かった。 何事もとどめをさせない櫂だからこそあの最期になってしまったのだろうか。 思い返すと誰かにずっととどめをさしてもらい続ける人生で、だからこそずっと苦しみ悶えていたのかも。 人生には耐えられないような苦しみがあるけど それでも自分の力で立ち上がるしかないのだと思わせてくれる本だった。
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