雨傘のり子 "やりなおし世界文学" 2023年3月10日

やりなおし世界文学
樽にそこそこ興味がある、ぐらいの人は読んだら「樽!」となるだろうし、樽なんてどうでもいい、という人が読んでも「樽けっこういいな」ぐらいの気持ちは持つよにはなるんではないだろうか。わたしは、樽はまあまあ好き、程度の人間なのだけれども、前半は樽に関する記述が大盛りであるにもかかわらず、後半でやや減少に傾くという状態にあって、樽の話が久しぶりに出てくると、「樽きた!」狂喜したので、本書の樽推し相当である。 p.106 英仏海峡をまたぐ樽まつり 「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」 p.169 夜と霧の間で夕焼けは輝く 大人が腐敗しきった世界で子供が子供って言うだけでまともな存在でいられるかというと、そんな安易なことありえないのだ。 p.185 権力という暴力の考えていること
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