
たま子
@tama_co_co
2026年8月16日
嘔吐
ジャン・ポール・サルトル,
鈴木道彦
読み終わった
読書日記
毎日日記
p263
食べて、眠る。眠って、食べる。そしてゆっくりと、静かに、存在するのだ、あの木々のように、水たまりのように、電車の赤い座席のように。
1日中、本を読む。眠る。食べる。読む。眠る。食べる。猫のとなりにいると際限なく眠くなる。昼、ポテトチップス。夜、薬味たっぷり出汁カレー。葱や生姜、茗荷、大葉などを無心で刻む。何もできない日にふんっとキッチンに立った日の野菜を刻む触感と音のなぐさめ。ロカンタンも食べて、眠って、存在していた。『嘔吐』読み終える。履歴を遡ると半年ほどかけて読んでいたらしい。びっしりの付箋を読み直して自分なりに感想を書いたあと、このあいだ買った『実存主義とは何か』を読もう。
p295
人は自分の存在を正当化できるのだろうか? ほんの少しだけでも正当化できるのか? 私は異常なくらいびくびくしている自分を感じる。私がたくさんの期待を持つからではない。しかし私は、雪のなかの旅を続けたあとで、すっかり凍えきった身体で不意に生暖かい部屋に入った男のようなものだ。おそらく彼は入口のそばで、まだ冷えきったまま、動かずにいるだろう、そしてゆっくりとした戦慄が、彼の身体中を駆けめぐるだろう。




