
五月
@gogatsu
2026年8月17日

鷲谷七菜子全句集
南風俳句会,
鷲谷七菜子
読んでる
『花寂び』了
好きな句
天曇るつめたさに触れ梅ひらく
芦の芽のしづけさに水めぐるかな
花野澄む墓の名残の石ひかり
月の青空寒林に昼透きとほり
流し雛に水どこまでもうす明り
葬送る炎暑の蹠ぴつたり佇ち
曼珠沙華すつくと系譜絶ゆるべし
枯るる樹上水の音して風わたる
あかるくて秋草にまだある匂ひ
流燈に残されし手の冷えて闇
盆過ぎの浜ぷりぷりと魚糶られ
ゆく水の残すひかりの白障子
窟よりあの世の蝶のひかりかな
はくれんを活けて壺中に夜を残す
透明に昼がきて白彼岸花
をちかたの光ちかづく梅の白
