芙蓉
@fu_rong_28
2026年8月17日
読み終わった
p.231「民俗学は孤独な学問だ。調査と研究の果てに見つけるべき答えは、自らの中にしか存在しない。」
p.233「見える絵が見えなくなるとき、見えない絵が見えてくる」
蓮丈那智を見ていると分野は違えど自分が学生の頃に教わっていた凛とした女性の教授に「その根拠は?」って詰められたのを思い出す。
人文学ではこの根拠を出すのが難しいからこそ重要だと思い知った。
社会人になってから民俗学ももう少し齧ってみたかったなと思い始めてフィクションで民俗学を扱うものをちょこちょこ読むようになった。
民俗学は歴史学の一部とされる見方がある。
ただ文献史学と違って為政者の残してきた資料ではない口頭伝承や伝説の類まで扱うことができるのが、文学研究と通じていて私は好きなんだと思う。
そういう懐の深さを感じる民俗学は確かに小説やミステリーにも馴染む題材なんだろうなと改めて思った。