かわい書房 "親愛なるキティーたちへ" 2026年8月17日

親愛なるキティーたちへ
岩波少年文庫の『かくれ家のアンネ・フランク』を読んだ後、手元にあったこちらも読んだ。 読んでいる間、ずっと光のようなものを感じていた。読み終わったあとも部屋の中に差し込む光が柔らかく感じた。 それはきっと、冒頭に出てきた筆者の秘密の場所が印象深かったからかなと思う。 あと、アンネもきっと感じていたであろう部屋ごしの光の追体験、のようなものなのかも。 ・ "アンネだったら、一体生き続けるということを、どんな風に書くだろう? アンネだったら、いったい今のこの世界を、どんな風に書く? ねえ、アンネだったら八十歳を迎えることを、年老いてゆくことを、どんな風に書く?" "私は、オバサンになったアンネの言葉を読みたかった。 私は、おばあさんになった、アンネの言葉を読みたかった。" ・ 昔『アンネの日記』を読んだときからずいぶん時が経った。いうまでもなく自分もアンネの年齢をとうに追い抜いている。 アンネは別にいい子なわけじゃない。少なくとも日記から見えてくるアンネは、気が強そうで、自己主張もむっちゃするイメージで、正直、ちょっと鼻もちならないところもある(ように思う)。 だけどそれがアンネの日記を『アンネの日記』たらしめている理由だと思うし、この年齢で、これだけいきいきと文章を綴れるかというと、私には到底無理だということは、わかる。 昔『アンネの日記』を読んだときより今の方が、アンネを近しく感じるのはなぜだろう。 次は『アンネの日記』を改めて読んでみようっと。
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