親愛なるキティーたちへ

11件の記録
- ゆい奈@tu1_book2025年8月31日読み終わった著者の小林さんは、あるとき、日本人の少年であった実父と、小学生の頃から憧れてやまないアンネの生まれた年がおなじ年であることに気づく。当時のふたりの日記を読み、照らし合わせ、現地へ向かい、かつてユダヤ人たちを虐殺したナチスドイツと日本は同盟関係にあったという歴史的事実に向き合う、そんな旅へでた。小林さんはそこで目にしたもの、感じたもの、考えたことを日記に書き記した。読者であるわたしはその3人の日記を交互に読んだ。読んで、やり場のない気持ちに襲われる。アンネだったら、どんなふうに言葉にしただろう、とおもって、アンネより長い歳月を生きている私は、今のアンネの言葉を聞けないことに何度だって悲しみ、あのときこうしていたら、あのときこうだったらと、変わらぬ歴史に何度だって怒りをおぼえる。いつかアウシュヴィッツに行かなくては。アムステルダムへも。 ◾️p237から引用 「アンネだったら、 いったい生き続けるということを、どんな風に書くだろう? アンネだったら、 いったい今のこの世界を、どんな風に書く? ねえ、アンネだったら、 八十歳を迎えることを、年老いてゆくことを、どんな風に書く? 私は、オバサンになった、アンネの言葉を読みたかった。 私は、おばあさんになった、アンネの言葉を読みたかった。 ベッドの中で、私は、三十一歳だ。 今も私はひとり、アンネに向かってそんな風に問い続けている。 けれど、勿論、その問いの答えは返って来ない。」
- ゆい奈@tu1_book2025年8月28日読んでる夏風邪により発熱した子を寝かしつけ、2日前から人慣れ修行のために預かっている子猫(3ヶ月)を抱っこしながら本を読む。修行という名の、わたしの癒し時間。きのうまではシャーシャーいっていたのに、きょうはちいさなゴロゴロ音が聞こえる。子猫は慣れるのがはやい。きれいなお顔だねぇ。ずっと一緒に暮らしていけるすてきな家族とご縁がありますように。それまで仲良くしてね。
- ゆい奈@tu1_book2025年8月24日読み始めたわぁ…これはオールタイムベストにはいるだろうなぁ…(まだ読み途中)。ああ、いたいた、ここにいた。小学生の頃に『アンネの日記』を読んで、その聡明さ、美しさ、かっこよさに惹かれた人が。
- mayu@yatsu_books2025年8月22日読み終わった@ 自宅父親の昔の日記と、子供の頃読んで思い入れのある『アンネの日記』を軸に、ドイツ・ポーランド・オランダを旅した記録をまとめたもの 以前から気になっていた本書 改めて、『アンネの日記』が読まれている意味がわかった気がする もう一度『アンネの日記』を読み返したくなった 小林エリカさんの本、もっと読んでみよう!