
海底
@kaitei
2026年8月17日
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン,
森田真生,
西村ツチカ
読み終わった
レイチェル・カーソンの未完のエッセイの後に、訳者(男の子2人の父親)の京都での日常が綴られる。珍しい構成の本。
「鳥たちの声を聞くと、いくつもの感情が混ざった感情の波に襲われます。彼らはどれほど長い距離を、孤独に渡って来たのでしょうか。自分の意思を超えた力に支配されて、突き動かされている健気で小さな生き物たち。」
好き〜。どの生き物も遺伝子の乗り物で、生まれてから死ぬまで本能に動かされてるんだな〜、と改めてふしぎな気持ちになる。
「子供が感受性を失わないため、不思議を一緒に再発見してくれる大人の助けが必要」に対して、訳者が、『「〈大人〉が感受性を失わないためには、不思議を一緒に再発見してくれる、〈子供〉の助けが必要」で、これも真である』と綴っていて、このジンテーゼがとにかくす〜ごく好きだった。子供の見る世界は鮮明で、一緒に日常のひとつひとつを拾い直している最中なのでかなり頷けた。全てに対して、「私はこう思ったけど、子供はなんて思うかな〜?」の基準が生まれて、しかも成長して意見が変わっていくの、面白すぎる。血が沸騰するみたいな、不思議に対するわくわくした感度を大人も失わないようにしたい。


