
Ayako
@aya_rb
2026年8月18日

緑衣の女
アーナルデュル・インドリダソン
読み終わった
海外ミステリ
アイスランドのミステリシリーズ第二作(邦訳における。原著は第四作目)。
推理小説とミステリは同じなのか違うのかがわからないけど、これは推理小説ではなくミステリ、という感じがする(私見です)。
探偵のキャラクターの魅力やフーダニットよりも、なぜ、どうしてこんなことが起こらねばならなかったのか、ホワイダニットに焦点がある。アイスランドはあまり殺人事件が起こらないそうなので、そのせいもあるのかな。
主人公のセルフネグレクト気味の生活の理由が、袋の端が解けて中身が少しずつこぼれ落ちるように見えてきた。
前作に続いて、暴力、とりわけDV、その世代間連鎖、暴力に暴露され続けている人が如何に声を封じられてしまうか、その深刻な魂への影響が、作者からのなぜこんなことが起こらねばならないのか? という問いかけのように描かれている。
ミステリは疲労回復や気分転換目的で読むことが多いので、それにしては重かった、というのが正直なところではあるんだけど、この作家にはなんともいえない魅力を感じて、続いて邦訳されている『声』も読もうと思う。
ミステリは寝る前に読むとやめ時がわからないのが難点。昨夜はなんとか0時前に読み終えて寝られたけど、夜ふかし注意。



