
プールに降る雨
@amewayamanai
2026年8月18日
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
作家の文章を特別なものにする、読むというより聴く感覚に近い文体について考えながら一読し、訳者の「補足」と平野啓一郎の解説で構成の真の意味を知り、すぐさま冒頭から読み返し、語られる「彼女」とそれを語る「私」と「彼女」を宿す「私」と著者であるハン・ガンという多層構造に焦点が行ったり来たりするふしぎな体験をし、かつ「彼女」を生かすことを可能にする小説の自由を感じた。寝る前に読む夜がいつもより静かに思えた。

