青春わっしょい "空白を満たしなさい(下)" 2026年8月18日

空白を満たしなさい(下)
平野啓一郎の死生観、「分人」という捉え方、確と受け取りました。 死んだはずの主人公が、3年後突然生き返る。 しかも妻から死因は自殺だったと告げられる。 子どもが生まれ、愛する家族との未来が開かれ、仕事もやり甲斐があって楽しい。 そんな幸福の絶頂にいた彼はなぜ死んでしまったのか。誰かに殺されたのではないか。 前半は、誰に殺されたのか、本当の死因は何なのかを記憶とともに追求していくミステリー。 後半は、なぜ死んでしまったのか、生きるとは、死ぬとは何なのか。本当の幸福とは何なのかを追い求める哲学書にも近い内容。 ラストは急展開だったにも関わらず、すごくゆっくり爽やかに眩しい描写が印象的だった。 故人と繋がれるアプリ「neighbor」、実現したらいいのにな。
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