多湖 "ティファニーで朝食を" 2026年8月17日

多湖
多湖
@BADDREAM
2026年8月17日
ティファニーで朝食を
ティファニーで朝食を
トルーマン・カポーティ,
村上春樹
読了。世界に二人とは見つけられないひとと離ればなれで生きることの「寂寥」、みたいなものがずっと流れていた。 「悲嘆」や「欠損」とは違う、生死に関わる訳ではない。それでも、足りないことがたしかすぎる。そのひとが存在していた時間があまりに鮮やかだったから、ずっと穴が空いている。そのひとがいないから。 そうした、埋まらない空白のある人生を主人公は生きているように感じた。読んでいる私もなんだかさびしかった。 ホリーは、枠にはまらない・枠に嵌められないひとそのものだと感じた。私はこうした人間を好きだなと感じる方で、だから、この物語の受けとめ方を難しくも感じる。なんとなくわかるような気がしてしまうからこそ難しい。 読めて良かったと思う。
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