
K
@readskei
2026年8月18日
鶏まみれ
繁延あづさ
読み終わった
養鶏をしつつ食鳥処理場で働く著者が、飼養し命を奪い解体し、生き物を食べ物にしていく橋渡しを記録した本。
血と脂にまみれた最低賃金の労働環境、お世話になっていながら屠畜に対する差別意識をもつ社会。問題提起は忘れずに、しかし悩み多くも温かい家族の奮闘エッセイとしても読める。
鶏舎の増設を手伝う子供たちが「金網を切ってくれる」場面を「命綱を」に見間違えた。誰かが命綱を切ってくれた凄絶で清潔な肉を、今日も絶対においしく食べる。




