euy "夏帆" 2026年8月18日

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@euy
2026年8月18日
夏帆
夏帆
村上春樹
出遅れた感があるけど、毎晩お風呂上がりにちょっとずつ読み進めて、ようやく読了した。 予想してたより気に入った。昔から村上春樹が好きで、思い入れのあるものが多いので、逆に最近の新しい作品には「なんかちがうな」感を抱いてしまってたけど、この作品はけっこう違和感なく読めた。 最初、主人公が女性で、そのわりに完全にいつもの村上春樹の小説の書き方だったので、どうかなって感じもしたけど、読み進めてるうちに、普通にいつもの村上春樹の小説として読めて、全く気にならなくなった。 かなり村上春樹らしい作品で、変な動物が出てくるし、小説内小説が並行して進んでるし、1Q84みたいなちょっとズレてる別の世界にワープしてるのかなみたいな雰囲気もあるし、フーテンの虎さんみたいだけどやたら含蓄のある新小岩の叔父さんも村上作品の登場人物っぽい。 悪の存在っぽいモーターサイクルの男とかとぎやの主人は、昔の作品なら悪のままだっただろうけど(綿谷昇とか牛河的な?)、実はけっこういいやつだったのはちょっと新しかった。 軽快な文章とかうんちくとかは昔ほどはみられなかったけど、そうはいってもジャック・ケルアックとかヴァルター・ベンヤミンとかも引用されてるし、武蔵境をいい感じにディスってたし(笑)、まあこんなもんかな。 「善き物語には、必ず何かしらの有用性が含まれている」
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