
三井
@0047ab_reads
2026年8月19日
BOXBOXBOXBOX
坂本湾
読み終わった
まさしく霧の立ち込めた中でぐるぐる回ることを繰り返しているような小説。
絶賛されているわりにわたしにはあまりしっくりこなかった話だった。
どれが現実でどれが妄想か、わからないまま話は進んでいく。
工場労働、特にベルトコンベアのものをピックアップする仕事とか本当に暇で(業務はあるけど精神が暇)、社会の歯車で在ることをありありと感じてしまうんだよな、と何度か経験した同じようなアルバイトを思い出しながら考える。そう、だから、暇すぎて狂わないわけがない。 狂っているところに身を置いておきたいわけがない。
始まりと終わりがあり物語は確かに進んで変化をしたように見えるが、小説を読み終わった感覚は初めと何も変わっていないような、そんな不思議な感覚だった。
労働って人生の一場面なのに、その時においては人生の全部みたいな感覚になってしまうよなあ。
48分
