
jaguchi
@jaguchi87
2026年8月19日
ホメロスの世界
藤縄謙三
買った
読み終わった
買う予定がなかったのにいつもの本屋で見つけて買ってしまった。そして買って大正解だった。
イリアス、オデュッセイアに歌われている時代とホメロスが生きた時代には推定何百年かの開きがあるけれど、そのことを作中に使われた比喩表現で読み解いたり、詳細不明のホメロスの生涯の一端を作中に見出したり、時代背景の解説もあり、私1人では読み取れていないことがあまりに多かった、と痛感した。とてもおもしろく刺激に満ちた講義を聴き終えた気分。
ホメロスの詩では、王たち(英雄)は一般人より体格が大きいと描写されるけれど、ミュケナイの王墓と普通の墓の遺骨の大きさを比較すると、実際に王たちの方が身長も高く、骨太である。……などなど。
本書の最後の方に「とりわけ『イリアス』は原文で読むべきものである」とあって「ハードルたっか!」と思ったけど、この著者が言うなら、という気持ちも芽ばえる。頭の片隅に置いておこうと思う。





