
苺水
@breaktime
2026年8月19日

どこかにいってしまったものたち
クラフト・エヴィング商會
読み終わった
今は存在していない、「どこかにいってしまったもの」たちのカタログ。
残された説明書や付属品から、その商品がどのようなものであったかを想像するのが楽しい。
美術館でガラスケースの中に書物が展示されていることがあるけれど、混んでたりするととくに、その場でじっくり読んだことはないなぁと思いつつ。
この本では好きなだけ時間をかけて細かい字を追うことができるから、貸し切りの美術館みたいだなぁと贅沢な気持ちになりながら楽しめた。
懐中電灯の反対で、闇を作り出すことができる「アストロ燈」や、その日の月の見え方によって強さが変わる「月光光線銃」がとくに素敵なぁと心に響いた。
活版印刷の文字も、なかなか見る機会がないからすごく新鮮だった。
絶版になってしまっている本だから諦めていたけれど、運良くきれいな状態の古本で読むことができてとてもうれしい。
どこかにいってしまわないように、ずっと大事にしようと思う。
