ゆかこ "ふつうの家族" 2026年8月19日

ふつうの家族
ふつうの家族
辻堂ゆめ
ある嵐の日、偶然久しぶりに家に集ったふつうの家族の家に、誰が招き入れたかわからない謎の男がずぶ濡れになって玄関に倒れている、というあらすじからなんとも気になる導入。 てっきりがっつりミステリーかと思ったら、意外に怖くはなく意外と人間ドラマという感じの本だった。 昭和、平成、令和の時代だけでなく、人、環境、生い立ちで価値観は絶えず変わっていく。そんな中ふつうってなんだ?と。 誰かにとって羨ましいことも、渦中の人間にとっては悩み苦しんでることだったり、実は同じ人の中でも角度を変えてみると見方が変わったり。 これが正しいと、正解なんだと断定することがよしとされることが多い世の中で、ちょっと一歩考えてみるきっかけになるかもしれない。 500ページ近くあったが、読みやすくてさっくり読めた。ミステリー前提で読んでしまったので後半あれっ感はあったがこれはこれで良いと思える。
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