あざらしさん "透明な夜の香り" 2026年8月19日

透明な夜の香り
読了感がとても良く、悲しくないのに泣きそうになった。 穏やかで健康的な洋館での日常と、そこにやってくる依頼人によってもたらされる仄暗さや狂気の塩梅も好みだった。 自分は花の名前から香りを思い出せるほど詳しくないけれど、庭の植物やそれらを用いて作る料理から想像をしたり美味しそうといった感情になったりするのが楽しかった。 色や光の描写も丁寧で頭の中にカラフルなイメージが広がることも多く、文字からあらゆる種類の情報が流れ込んでくる刺激の多い作品だと思う。 主人公含めて洋館の人物たちのことが全員好きになったので続編もぜひ読みたい。
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