masarumilano
@masarumilano
2026年8月18日
迷走するボーイング
ピーター・ロビソン,
茂木作太郎
読み終わった
「会社は誰のものか?」という問いを強烈に突きつける一冊。株主、顧客、従業員など多様な関係者の間でバランスを取ることこそ経営者の役割だと改めて感じた。ボーイングの事例でありながら、「納期と品質」「開発と利益」「現場と経営」といった製造業共通のテーマが貫かれており、他人事とは思えない。特に印象的だったのは、マクドネル・ダグラスとの合併後に企業文化が失われていく過程。決定的な何かはないものの、それだけに病巣の深さは計り知れない。合併は数式ではなくお見合いであり、価値観の相性が企業の命運を左右することを痛感した。

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事故後の対応も後味の悪さがMAXだった。事故そのものもさることながら、責任や利益、組織防衛を優先する姿勢には何とも言えない後味の悪さが残る。とりわけ、自社から遠い場所で起きた事故や被害者に対する当事者意識の希薄さには強い違和感を覚えた。