@sotaono
2026年8月20日
p47
「黒い猫だった。」
p63
「言葉なんて、なんの価値もないのに、縋りたいときはある。」
p64
「言葉は馬鹿馬鹿しい。どれも、嘘だ。」
p150
「死のうと思えば、いつでも死ねるだろう。それだけの決断力と運動能力がある人間ならば。」
p158
「あの目は、人を見ていない目だった。地上のものに関心がない目だ。ここでは、なにも探していない。同情も愛情も、欲望も渇望も、地上ではなにも期待していない。」
p202
「ずっと空を見上げていたカンナミは、視線を彼女の方へ向けた。綺麗な瞳だった。簡単には手に入らないような綺麗さだった。その視線が欲しかったから、彼女は質問をしたのだ。」
p212
「「貴女に撃たれるなんて、幸せだ。」」
p243
「初めから、自分なんてものが幻想なのだ。すべては常に変化している。それが自然だ。昨日の自分と、今日の自分は、違う生き物であることが自然だ。以前と違うことの方が当たり前であって、変化し続けること、蓄積しないこと、築かないことが、摂理なのだ。植物は冬に枯れて、春になれば新しい芽を出す。同じことを繰り返すけれど、まったく同じではない。いつもいつも新しくなっている。」
p245
「補完と終結。集合と離散。なにもかもが、泡だった。」
p250
「撃とうと思うまえに、撃て!」
p266
「「そう……、夢のようだね、なにもかも。」」