いさ
@zvsinombvs36502
2026年8月20日

ホテル・カイザリン
近藤史恵
読み終わった
微かな悪意がにじむ作品の多い短編集。
ノンシリーズなので、気晴らしに読もうと手に取った。……気晴らしになれなかった気がするけど、やっぱり近藤さんはお上手だよなと思う。
表題作は、シスターフッド的な気配もあって好きだった。「金色の風」「迷宮の松露」は、異国で自分を見つめ直す……と書くとありきたりだけれど、悩んだ主人公が嫌味なく前向きになる姿が良かった。
うめいたのは巻頭作の「降霊会」、結びの「老いた犬のように」。特に「老いた犬のように」は怖かった。