kotti "ヒポクラテスの憂鬱" 2026年8月20日

kotti
@kotti_witchii
2026年8月20日
ヒポクラテスの憂鬱
第三章 カルト教団の教会の焼跡から、教祖が焼死体で発見された。 解剖から、単なる焼死ではなく、自らの病を憂いた末の自殺、それを知った教徒が焼死に偽装したことがわかった。 (原典はキリスト教なので、自殺は御法度なのだそう) 復活を信じて、なのか、自殺の発覚を恐れて、なのか 非科学的な根拠を盾に断固解剖を阻止しようとする教団と、 自然科学と論理で説得を試みる警察と法医学教室の面々の丁々発止が面白い。  「師父の祝福を受けてもいない者がそのご聖体にメスを入れるという行為が、悪魔の所業なんです。そんな真似をすれば、メスを持った者は直ちに言葉を失い、正気はみるみるうちに衰退していくことでしょう」 「人体を構成するものは水素・酸素・炭素・窒素...(中略)全部で二十九元素。そしてそのほとんどは二千度の完全燃焼によって消滅し、灰しか残りません。人体とはそういう有機物と無機物の集合体に過ぎません。従ってその集合体を切断あるいは損壊した者が生理的な影響を受けるというのは、とんでもなく非科学的です」 今回、「コレクター」は登場しなかったが、この章がもつ意味はこのあと明らかになるのだろうか?
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