kotti
@kotti_witchii
30代、田舎のOL、いまは人生を少し休憩中。
小説は主にミステリー系を読みます。最近、童話の良さに気づきました。ビジ本や教養系も好きです。
- 2026年9月14日
- 2026年9月8日
お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~時雨沢恵一,黒星紅白読み終わった中学生のときに買った、詩集ような絵本を再読。特に「ばけもの」という詩は、辛い経験をした人にぜひ読んでほしい。 中学生の私には、抽象的で、よくわからなかった。 でも今は、この詩の意味が、すごくよくわかるようになった。今の私が、「ばけもの」と生きているからだと思う。 「かべ」もお気に入り。 - 2026年9月6日
教養の書戸田山和久気になる - 2026年9月4日
- 2026年9月3日
読み終わった人材戦略としての「真田幸村と十勇士」の物語。いかにも適材適所がワークしている組織のサクセスストーリーっぽくて手に取った。 基本はずっとエンタメ&コメディなのだけど、天王寺での最後の戦いにはうるっときた。それだけに、最初は「後日談はなくてもよかったのでは」と思った。 でも、「使えない」「クズ」と言われていた十勇士たちは、自分を活かしてくれる上司・幸村と出会い、それぞれの能力と、自分が仕事でどんな価値をもたらせるのかを知っていく。そして幸村のもとを離れた後も、その強みを活かして立身出世する。 そこまで描くことで、幸村の成果は、単に「自分の組織で部下を活躍させた」ことではなく、「社会にとって価値ある人材を輩出したこと」まで含まれるのか、と後日談にも納得した。 適材適所とは、単に人材の活かし方を見つけるだけではなく、本人が自分の能力や「勝ち方」を知ることでもあるのかもしれない。 文体はなぜかあまり好みではなかった。ビジネス書とも小説ともラノベとも言い切れない感じに、単に読み慣れていなかっただけかもしれないけれど、これはまだうまく言語化できていない。 - 2026年9月3日
“文学少女”と繋がれた愚者竹岡美穂,野村美月読み終わった今回印象に残ったのは、更科さんの「やっと“答えて”くれた」という言葉。芥川くんに好きでいてほしかったわけでも、別れたくなかったわけでもなく、ただ自分に、本当の気持ちで答えてほしかったのだと思う。嫌いでも、会いたくなくても、そうならそう言ってほしい。 何も答えてもらえないまま、相手の気持ちを推し量り、疑いながらも希望を捨てられない辛さはよくわかる。自分の心にある「答え」と、相手の態度や言動が一致しないとき、不安や猜疑心が生まれる。 芥川くんは、更科さんに対して「答えた」のは、時間が経ってしまったかもしれないけど、美羽に対しては「答えを保留する」という答えをずっと意思表示していた。誠実だっだと思う。彼女に伝わったかはわからないけれど、そこは彼にはコントロールできないから。 野島も大宮も、作中で遠子先輩や琴吹さん、竹田さんが言い合っているとおり、各々のやり方については賛否あると思う。でも、お互いの存在をなかったことにはしなかった。二人は、杉子という女性をめぐりながらも、自分の中には常に友人が存在し、その友人に対する態度を考え続けていたように思う。 - 2026年9月3日
責任と物語戸谷洋志気になる - 2026年9月2日
少女湊かなえ読み終わった過去に読んだはずなのに、驚くほど何も覚えていなかった。結末はいかにもイヤミス。 「人が死ぬところを見たい」という不謹慎な願望から老人ホームや病院に近づき、実際にそういった場面を目の前にすれば耐えられない。他人の悪意によって人生をねじ曲げられた人に出会ったはずなのに、友人から聞く同じような話はどこか他人事。 自分が人からされた嫌なことはいつまでも覚えているのに、自分の行動が誰かの人生に与える影響や、その結果の重さには目を向けない。 読み終えたとき、彼女たちに対して「え、なんで?」という気持ち、憤りや悔しさ、失望のようなものが残った。 なぜなのか考えてみて、ひとつ、自分の価値観に気づいた。 私は、「人は何かを経験したら、それを自分の中に持ち帰るものだ」と思っている。 人間、悪いことをしてしまったり、誰かを傷つけたりすることはある。それでも、その経験から自分自身に問い返し、自分の行動や考え方を見つめ直す。別に心の底から改心して聖人にならなくてもいい。ただ、何も持ち帰らず、何もなかったように通り過ぎてほしくない。 そして私は、それができることを「成熟」、できないことを「未熟」と捉えているらしい。だから、彼女たちの未熟さや浅はかさも含めて『少女』というタイトルなのかもしれない、と読んだ。 自分が人間に何を期待し、何を「成熟」と考えているのかに辿り着いた。そんな読書になった。 - 2026年9月2日
にゃ-ご宮西達也読み終わった保育士の母親のおすすめ絵本🐥心がほかほかするってこういう感じだろうか。周りにいる"ちょっと嫌な人"が、子どもと接したらこんな感じなんだろうか、と思ったり。なんか周りに牙を剥いていないといられない感じとか、弱い立場の人に強く出たくなったりとか、自分に都合の良いものだけ受け取っちゃったり、本当は歩み寄りたいのに意地張っちゃったり。そんなときに純粋で無垢な優しさを向けられたときの恥ずかしさと素直になれない感じとか。自分もあるよね、と思いながら読んだ。最終的にちゃんと受け取れるにゃーごは大人だった笑 - 2026年9月2日
ほんとうのことを書く練習土門蘭読み終わった「書く」ことは、自分に「問う」こと。自分自身と「対話する」こと。 「生きる」=自分以外の他者と関わること 「考える」=自分自身と向き合うこと 「書く」=他者と自分をつなげること 「言葉の水路をなるべく綺麗に保っておくための、毎日の排水作業。」"誰にも読ませない文章を書く意味"を表した、この「言葉の水路」という喩えも好きだった。 要所要所で、田村正資さんの『独自性のつくり方』や、小川哲さんの『言語化するための小説思考』にも、似た要素を感じる。 感じること、考えること、言葉にすること、書くこと。 この3冊を一緒に読んでみたら、「書く」という行為について何か共通するものを導き出せるかもしれない。 3冊を一緒に読みながら考えてみるのも面白そうだと思った。 - 2026年9月2日
ヒポクラテスの悔恨中山七里読み終わった光崎教授の過去が明らかになる回。 脅迫文を掲載し、住吉教授の娘を殺した宍戸と対峙した光崎教授の言葉が鋭い。 「お前が殺すべき相手は蜷川教授かわしのはずだ」 「わしが謝罪しなければならない相手はお前ではない。悲嘆の声も上げられずに殺された死者に対してだ。自惚れるな」 テレビ出演での発言も、宍戸に対しても、光崎教授の態度は一貫している。事実に基づき、自分が責任を負うべき相手と、その範囲を明確に切り分けている。 ただ、自分の言葉が、必ずしも意図通りに受け取られるとは限らない、ということを、光崎教授はどのように考えているのだろう。 今回は結局、宍戸が光崎教授の発言によって殺人に駆り立てられたわけではなかった。「蜷川教授の孫娘」や「遺産」という別の目的があり、光崎教授の言葉を自分の都合のいいように利用していただけだったが。 そして、同作者の『能面検事』の不破検事とも、仕事に対する姿勢が似ていると思っていた光崎教授だが、不破検事と違って、光崎教授は若い頃から光崎教授だった。そこはちょっと笑ってしまった。 - 2026年9月2日
シュレディンガーの密室麻根重次気になる - 2026年9月1日
- 2026年9月1日
- 2026年9月1日
ヒポクラテスの悔恨中山七里買った - 2026年9月1日
文化系のための野球入門中野慧気になる - 2026年9月1日
本質を見通す100の講義森博嗣読みたい - 2026年9月1日
あの日、君は何をしたまさきとしか気になる - 2026年9月1日
“文学少女“と飢え渇く幽霊竹岡美穂,野村美月読み終わった今回のテーマは『嵐が丘』。本作では、ヒースクリフと2代目キャサリンと思われた二人は、実は親子だった。1代目キャサリンはヒースクリフだけを愛していながら、彼との子供を守るためにエドガーと結婚した。原作とは違う結末だった。 蛍は父親だと知りながら、激しく憎みながら、それでも蒼を愛していたのではないか、という描写がある。一方の蒼は、本当に蛍を憎んでいただけなのだろうか。彼が受けた衝撃は、自分が虐げてきた相手が娘だったと知ったことだけによるものだったのか。 どちらにせよ、私はこういう「愛憎」のようなものにはあまり共感できない。近親間の話なら尚更。 今回、再読していて一番印象に残ったのは、心葉くんの心情だった。 このシリーズの登場人物は、みんなどこか歪んでいる。その大小はさまざまだけれど、心葉くんもまた、自分の中に暗い部分を抱えている。学園で起こる事件を通して過去を思い出し、苦しみながら、自分自身のそれと向き合わざるを得なくなっていく。 目の前の光景や、人の言葉、表情をきっかけに過去がフラッシュバックしてしまう心葉くん。中学生の頃の私は、それをただ「キャラクターに起きていること」として読んでいた。でも、今は、何かをきっかけに突然過去に引き戻されることの辛さがわかる。もちろん心葉くんが経験したことは、私よりずっと壮絶だ。 彼の目の前には現在が続いているから、その場で持ち直したり、何でもないように取り繕ったりする。そんな彼を、「すごいな、強いな」と思う。 そう思えるくらいには、私も色々経験したのかしら。 - 2026年9月1日
中高生から考える死刑制度佐藤大介気になる
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