ヒポクラテスの憂鬱
29件の記録
- kotti@kotti_witchii2026年8月21日読み終わった第六章 読了。最後の事件の犯人と、コレクターの正体が明らかに。 五章で捕まった中学生の継男、知りすぎているなと思っていたら。やはり真犯人は別にいた。 継男が書き込んだのは、自分と茜の姉の二件のみ。 犯人は、冒頭からずっと登場していた鷲見検視官だった。 しかも、古手川の同期、姫川の不倫相手でもあり、妊娠した彼女の毒殺を目論んでいた。その前に、彼女は自殺してしまった。胎児は奇形児であり、堕胎手術のあと、彼女は寮から飛び降りた。奇形児だったのも鷲見が盛った砒素が原因であることも示唆された。鷲見には殺人未遂罪が成立した。 姫川が死んだ後、司法解剖されることを恐れて、近隣の法医学教室の機能不全にするために、書き込みをして解剖を増やしていたのだ。 ダークヒーロー的な何かを期待していた自分がいた。 まさか、こんな身勝手な理由で。 それでも、その書き込みで明らかになった真実もある。 ままならない。
- kotti@kotti_witchii2026年8月21日読んでる第五章 既に火葬されてしまった、自殺として処理された女性の再捜査。遺体がなくても死因は特定できるのか? 一酸化炭素中毒死の献体を使って、「一酸化炭素中毒死後に縊死に見せかけた場合」を検証するという、とんでもないやり方を選んだ真琴。 また、古手川の執念深い捜査と、上司との"折衝"で、真犯人を突き止めることができた。 上司の渡瀬が古手川に言ったセリフと、四章で光崎が古手川に放ったセリフが面白い。 「コンビってのはな、片方がアクセルならもう片方はブレーキ役になるもんだ。それを二人してアクセル踏んだらどうなると思う。大暴走だぞ。ちょうど今のお前たちがそうだ」 「真琴先生も連れていけ。二人とも半人前だ。二人揃ってちょうど一人前だろう」 そして、ついに「コレクター」の正体が明らかに。 今回の事件の、被害者のうちの一人の弟だった。 自殺と断定された姉の死について、中学生の自分が声をあげただけでは誰も取り合わないと思ったのだった。 にしては情報通だなあ。

- kotti@kotti_witchii2026年8月21日読んでる第四章 散歩中の老人が突然死した。検視通り心不全か、妻(認知症)による保険金目当ての殺人か。 解剖すると、高圧線の下を、おそらく故意に、行き来したことによるペースメーカーの誤作動が明らかに。 認知症の妻から虐待を受けていた夫が追い詰められた末の自殺かと思われたが、掛け金を上げたのは夫だった。 介護者がいなくなり施設に入るにはお金がいる。 もちろん、自殺では保険はおりないので...... 結局、事件ではなかった。解剖を強行したことに責任を感じる真琴に、古手川がかける言葉が優しい。 「今度の一件が悪意じゃなく、善意から発生した可能性を暴いたじゃないか。表面上はどうあれ、枚方夫婦が愛情で繋がっていることを指し示した。それって結構、意義があることなんじゃないのか」 冒頭に登場した、自分の出した大声のせいなのではと罪悪感を抱く少年が、警察署で古手川に打ち明ける場面も心がほっこりする。 さて、コレクターのせいで解剖にかかる費用が嵩みまくっているらしいが、今回もコレクターは登場しなかった。
- kotti@kotti_witchii2026年8月20日読んでる第一章 16歳のアイドルがライブ中に転落死。明らかな事故と思われたが、ネット上の「コレクター」の書き込みで解剖に回された。 解剖により、被害者が妊娠していたという事実のみならず、網膜色素変性症であったことも明らかになる。夜盲や視野狭窄を引き起こすという。 犯人は、彼女のファンであり、ステージスタッフでもある男。流産させることを目的に、セリの段差に細工し、転倒させることを目論んだ。「ちょっとした事故」で済ますつもりが、前述の症状があったとすれば、彼女にとっては「地獄の釜の中に落とされるようなものだった」。 「どう見ても亜由美の死を悼んでいるのではなく、自分の犯した罪の大きさに怯えているようにしか映らない」という、真琴の独白がやりきれない。 解剖しなければ、妊娠も、なぜ転落に至ったのかも、もちろん犯人も、わからなかった。「コレクター」は、何者なんだろう。
- kotti@kotti_witchii2026年8月20日読んでる第三章 カルト教団の教会の焼跡から、教祖が焼死体で発見された。 解剖から、単なる焼死ではなく、自らの病を憂いた末の自殺、それを知った教徒が焼死に偽装したことがわかった。 (原典はキリスト教なので、自殺は御法度なのだそう) 復活を信じて、なのか、自殺の発覚を恐れて、なのか 非科学的な根拠を盾に断固解剖を阻止しようとする教団と、 自然科学と論理で説得を試みる警察と法医学教室の面々の丁々発止が面白い。 「師父の祝福を受けてもいない者がそのご聖体にメスを入れるという行為が、悪魔の所業なんです。そんな真似をすれば、メスを持った者は直ちに言葉を失い、正気はみるみるうちに衰退していくことでしょう」 「人体を構成するものは水素・酸素・炭素・窒素...(中略)全部で二十九元素。そしてそのほとんどは二千度の完全燃焼によって消滅し、灰しか残りません。人体とはそういう有機物と無機物の集合体に過ぎません。従ってその集合体を切断あるいは損壊した者が生理的な影響を受けるというのは、とんでもなく非科学的です」 今回、「コレクター」は登場しなかったが、この章がもつ意味はこのあと明らかになるのだろうか?

- kotti@kotti_witchii2026年8月20日読んでる第二章 ある女の子が、ベランダで遊んでいたことによる熱中症で死亡した。しかし警察は、「母親とその恋人がパチンコに興じる間、車に長時間閉じ込められたことによる熱中症だった」という母親の恋人の自供を引き出す。 解剖してみると、胃や腸にはある物体が。それは、女の子が暮らしていた部屋の襖紙だった。女の子は何日も絶食状態にあり、その襖紙で飢えを凌ごうとした。つまり、餓死だったことが明らかになる。 親の身勝手な理由により何重もの嘘が重ねられていた。 子供が殺される事件に因縁のある古手川刑事。 真琴の独白。 「職業意識との兼ね合いもあるだろうが、負の情熱に突き動かされた行動が碌な結果を生まないのは、真琴自身が何度も経験している」 光崎と古手川のやりとりも印象的だ。 「仕事に稚拙な感情を持ち込むな」 「刑事が犯罪を憎んじゃいけませんか」 「お前の物言いは犯罪を憎んではおらん。犯人を憎んでおるだけだ」 真琴と同じように、はっとした。その二つは同じではない。
ととねは旅をする@t0t0r0u_2026年5月9日読み終わった古臭さを感じず取り上げられている問題に一緒にううんと唸りながら、こちらも前作に続きさらっと読了。 恋愛要素は逃げられなそう。 作家さんの1日密着の動画観たけど、すごいペースで新刊出てるのも納得。 食べて、寝てと思うけどクリエイティブな人たる生活なのか…。
ととねは旅をする@t0t0r0u_2026年4月16日読み終わったシリーズ2作目 1作目は家族がドラマを観てたのを思い出して手に取った。 するする読めて楽しかったので2冊目も読了。 舞台が地元だから、あの辺かな?あの辺かとか想像してしまう。 決してハッピーな話ではないけど陰気な感じもない。 続編も少し買っておいたので読むのが楽しみ。 一点今のところ、あまり恋愛に持っていかなくてもいいよ…ってソワソワしてる。












