セレンシア "ホテル・バルザール" 2026年8月20日

セレンシア
セレンシア
@febrate1
2026年8月20日
ホテル・バルザール
ホテル・バルザール
ケイト・ディカミロ
アメリカの児童文学作家ディカミロの2025年発表の児童書。タイトルと神秘的な雰囲気のモノクロの挿絵に惹かれて手に取りました。戦争を背景にした物語。戦火を原因に行方知らずとなった父親の帰還を待ちながら、ホテルで静かに、隠れるように働く母親と娘のマルタ。そこに伯爵夫人がやってきて、マルタに7つのお話を聴かせます。鳥になった将軍、修道女になった娘、美しい声を持つ少年。喋る狐やサーカスのお話。一見関係のなさそうなお話が、最後、収斂していく様子に、世界に金色の光や、シナモンの香りや、天使が戻ってくるかのようだった。 疑うことは簡単っで、何も必要ではない。信じることのほうがずっと難しい。 戦争はつねにあらゆるものを破壊することを知っておいてほしい。それが戦争の目的であり、目的はそれしかない。もしも戦争を崇高とか勇気ある行為などという言葉で説明する人がいたら、その人たちを信じてはいけない 作中で一番印象に残った言葉です。戦争反対。
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